2018.11.09 Fri
ネット利用の危険性

位置情報やお買い物情報、意識したことありますか?

近頃、ニュースサイトやTwitterなどのSNSで話題になったアプリをご存知でしょうか。「タクシーを呼ぶためのアプリを利用すると、ユーザーの位置情報などが細かく取得されていた」というお話。タクシーを自分の居る所に呼ぶアプリなのだから当然、と思いきや降車後どんな場所に行ったかまで把握されるらしい?ときいてビックリ。しかし、このタクシー配車アプリ自体は、決してアヤシゲな物でも何でもないのです。なぜこんなことが起きたのか。事の顛末を紹介しつつ私たちが気をつけるべき点も考えたいと思います。

■アプリについて知っておこう

スマホやタブレット、便利に使うには「アプリ」という存在は不可欠ですよね。タクシー配車以外にもゲームやショッピングにポイントカード、SNS専用ブラウザや写真加工ツールなど、様々なアプリが存在します。Apple storeやGoogle playを覗くと、使い勝手の良いアプリも「無料」で利用できるので、はじめは驚いた人も多いかもしれません。
もちろん無料のアプリ自体が全部危険なんてことはなく、ショッピングや飲食店、サービス関連の業種では自社をもっと利用してもらうために無償提供している場合がほとんど。クーポンやポイントカード機能までひとまとめになって便利ですよね。だからこそ気軽にインストールしてしまうわけですが、意識しなければならないのは「アプリに利用される情報」。元々正規に配信されているものは、無断・無許可に端末の情報が使われてしまうことはなく、事前に「【位置情報】や【画像】を利用します」といった表示がありますよね。アプリを使う上で必要だと思えば、それを許可します。

■情報の提供、許すのはどこまで?

先のタクシー配車アプリではマーケティング企業と提携しており、「位置情報」が配車のほかに広告やサービスに利用される予定だったそうです。アプリが降車後の位置情報まで追跡!?とだけ聞くと驚きますが、言われてみればアリと思う人もいるかもしれません。知らない土地でタクシーを降りた後、飲食店などが知れたら便利そうです。しかし、そういった情報の利用には利用する側の同意が必須です。このアプリをインストールする多くの人は、あくまでもタクシーの配車が目的。「位置情報の許可」にそこまでの範囲を持たせるつもりはなかったわけですね。結果、SNSで気づいた一部の人が指摘すると騒動に。マーケティング企業とタクシー配車アプリ側は協議の結果、ユーザーへの説明や同意が不十分としてすぐに情報の取得について改善されたそうです。

■便利さと危険は表裏一体

今回のような事例は過去にもあり、複合ポイントカードが顧客の利用する店舗や購入したものを調査していたとか、文字入力アプリが不必要な会話情報まで取得していたとか話題にもなりました。いずれも修正・調整はなされているようですが、やっぱり意図しない情報が取得されるのは少し怖いですよね。こういったアプリの裏仕様のようなものは、中々防げないのが現状です。悪意のないものはともかく、不明な提供元のものは注意しなければなりません。アプリをインストールするときは下記を意識してみてください。
 
・提供元がしっかりした所を選ぶ。ダウンロード数なども指標になります。
・面倒でも利用規約はきちんと読む。とくに利用される情報や、それが共有されるサービスは意識してチェックを。
・インストールする前にアプリ名や提供元を検索。口コミやSNSなどで何か情報がないか見てみましょう。
・不要になったアプリは入れっぱなしにせず整理。自動アップデートを続けていると、あなたの意図しない機能が追加されている場合もあります。
・有償提供のアプリはそもそも不要な広告は表示されません。ターゲッティング広告など、情報の流出を防ぐなら多用するアプリは買い切りを検討しましょう。