2018.09.19 Wed
ネット利用の危険性

うちの子に限って、親がびっくり。スマホ被害実態

中学生になると持つ子どもが増えるスマートフォン。息子(小学校1年生)のお友達でも、既にスマートフォンを持っている子がいます!何かあった時の連絡手段として、また子どもにとっては友達とのコミュニケーションのためスマートフォンは欠かせないツールになっています。

一方で、子どものスマートフォン使用による被害について、しっかりと理解しているでしょうか?漠然としたイメージしかなかったので、実際にどんな被害が起きているのが調べてみました。

コミュニティサイトに起因する被害児童数が増加

警察庁の「平成27年における出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について」によると、出会い系サイトが減少しコミュニティサイトに起因する事犯が増加しているのがわかります。

出会い系サイトとは「電子掲示板や電子メール等の機能を用いて、交際を希望する面識のない異性同士の交流をとりもつことをはかるウェブサイト」で、平成20年に出会い系サイト規制法が改正され事業者の届出や被害防止措置が義務化されたことにより大幅に減少したようです。

コミュニティサイトとは「電子掲示板や電子メール等の機能を用いて、興味や関心が共通する人同士が情報交換できるウェブサイト全般」を言い、SNSや無料通話アプリなどが含まれます。TwitterやLINE、Instagramは子どもたちのコミュニケーションにも欠かせません。密接なコミュニケーションができる一方で、保護者の目が届かないところで被害にあう危険が増加しているのはこわいです。

金銭や物ではなく、子どもの心身が被害に

スマートフォン被害でイメージするのは不正請求やフィッシングですが、未成年については青少年保護育成条例違反(18歳未満の子供に対する淫行などを含む)や児童ポルノ、児童買春、児童福祉法違反などの被害がより深刻な問題となっているようです。

コミュニティサイトに起因する事犯の被害児童は、16歳(451人27.3%)が最も多く次いで17歳(386人23.4%)ですが、13歳以下も226人13.7%(13歳153人、12歳55人、11歳18人)いることに驚きます。11歳って小学生ですよね…性的なトラブルに巻き込まれた時のダメージを考えると、親として身につまされます。

こんなことが起きている、実際の検挙事例

警察庁の資料には、実際の検挙事例も紹介されています。例えばコミュニティサイトに起因する事例には次のようなことがあります。

【青少年保護育成条例違反(淫行)及び児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)】

被疑者(公務員・男・40歳)は、コミュニティサイトで知り合った女子児童 (14歳)が18歳に満たない児童であることを知りながら、ホテル内においてみだらな行為をし、その行為を撮影したもの。(青森県警)

【児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)】

被疑者(中学生・男・14歳)は、無料通話アプリで知り合った女子児童(13歳)が18歳に満たない児童であることを知りながら、女子児童に自らの裸の画像をスマートフォンで撮影させて、被疑者のパーソナルコンピュータに同画像を送信させ、児童ポルノを製造したもの。(長野県警)

大人が児童に対し犯罪行為をすることもあれば、2つめの事例のように子どもが加害者となることもあります。悪ふざけや冗談のつもりでも、加害者になってしまうことを親が教えないといけないです。

まさに、備えあれば憂いなし

正直なところ、まさかうちに子に限ってと思っています。しかし、小学生でもお友達や上級生がスマートフォンを持っている環境にいるので、そんなにのんびり構えていられないと思いました。

親は、犯罪に巻きこまれないよう子どものスマートフォン利用を見守るとともに、安全に利用させるための家庭内のルール作りやフィルタリング、広告ブロックアプリなど対策をする必要があると改めて感じました。

 

次回は、スマートフォンのオンラインゲームに関する金銭的な被害事例をお伝えします。

 

参照先:
警察庁「平成27年における出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について」
https://www.npa.go.jp/cyber/statics/h27/h27_community.pdf