2019.01.18 Fri
時事ネタ

これからの広告とメディアと私たち

TVをつければCM、ネットサーフィンをすればあちこちにバナー、動画サイトにも挿入される広告。毎日大量の広告が投下され続けていますね。私たちもその光景にはもう慣れていて、聞き流したりスキップの操作をしたりしながら、「こんな広告意味あるのかな」なんて言いながら過ごします。中にはしつこい広告に辟易して、怒っている人もいるかもしれません。こんなにありとあらゆる所で見かける広告ですが、実は業界にも変化があるようで……?これからの広告とメディア、そして私たちの関係についてちょっと考えてみましょう。

広告もメディアも難しい環境に

こちらを読んでくださる皆さんの中には、広告ブロックアプリやCMカットできるレコーダーを利用している方も多いかもしれません。最近やたらと広告を見せられる!と感じていつつも、優秀なツールも増えていて、実は消費者は昔より見る/見ない選択ができるようになってきています。また、SNSや口コミサイトの流行で、多角的な情報を得やすくなっています。「実際使ってみて良かった」とか「修理サポートがよくなかった」とか、少し調べると(ネット上の話が全て事実とは限りませんが)具体的な商品の口コミや企業イメージが出てきますよね。
これは広告やメディアにとっては大きな打撃であり、転換期に。巨額をつかってCMを流し、広告を投下してもじーっと見てくれる人は減ってしまったわけです。従来の広告では、統一されたプラスイメージを多くの人に伝えることを目的にしていました。でも、新しい環境でそれは通用しないのです。メディアに対しても「偏向的な報道に感じる」「情報が一方的だと信じられない」なんて声が挙がるようになりましたよね。

より個人に向けた情報を

そんなわけで、最近の広告は「流行していて、良いものですよ」というだけじゃなく、その人が求める事にピッタリフィットすることが必要になってきました。「使いやすくてコスパの良い物を」という人と「高くても拘りのデザインを」という人では、惹かれるポイントも違いますよね。大勢にむけたCM投下ではその点が難しく、フェイスブックやインスタなどで、見る人のパーソナル情報に近い広告(=ターゲティング広告)を見せることに注力する企業も増えています。結果、ウェブ上ではバナー広告まみれになったり、記事なのか広告なのか紛らわしいアフィリエイトなどが多くなったりと残念なことも。でも、メリットもあるのです。具体的に「買ってどうだったか」や「便利な使い方」など、素直な感想を伝えようとするブログや動画配信も増えましたよね。広告側もそれを見る側も新しい関係を模索中、という事が言えると思います。

消費者として気を付ける点

こういった事情のため、消費者の性別や趣味、購入傾向などのパーソナルな情報もより重要視されるようになりました。私たちが気を付けたい点は、お買い用のポイントカード利用時やSNSにアカウントを作るとき。またそれらの情報の使用許可をおこなって、新規サービスを利用するときなどです。利用規約にはその都度「情報取得」や「趣向の分析」、「情報利用の範囲」がきちんと書いてあるのでよく確認しましょう。また、「スマホの画面に広告が多く出るのが気になる」「不要な広告はやっぱり見たくない!」といった不快感がある場合は、広告ブロックアプリ「あどしらず」もぜひ試してみてください。